10月15日 10時50分カンボジア空港出発。カンボジア→バンコク→フィリピン。またバンコクへ、これで三度目の
乗り継ぎだ。成田空港よりも詳しくなってしまった。免税店のお姉さんにも顔を覚えられて「また来てくだ
さいネ」と上手な日本語で言われてしまった。そこで三度目の葉巻を購入。やっとフィリピン到着。1カ国目
に行く時ここフィリピンに寄ったため、ここに着いた時また振出に戻ったような気がした。
10月16日 11時45分ホテルを出発。市内にあるマニラ子供博物館に向かう。この国で最後と思うとホットするが、
材料がまだ日本から届いていないとの事。今日中に届かないと100本は無理だぞ。葦(よし)とモールは
足りるのだが、袋が100ちょっと。今日はギリギリでゆくしかないかも。12時20分現場に到着。道具
を運び準備開始。今日と明日はこの博物館を無料で開放するとの事。おまけに100人の子供を招待してい
るらしい。13時30分イベント開始。子供達が続々と入ってくる。三組の団体を順番に入れてゆき実演を
行う。二組目と三組目の間にTVの料理番組の撮影に協力する。子供の注文を受けながら実演していく。
三組目の子供達への実演も終了し鍋の中には少量の飴、本日も92本大オーバーだった。このままではどん
なに無理をしてもあと30本位しか出来ない。不安のままホテルへ向かう。
10月17日 11時45分ホテル出発。本日もマニラ子供博物館での実演。車の中で大使館のOさんから昨日日本から飴
が届いていたと聞かされ安心する。12時10分仕込開始。本日も三組の子供達を順番に入れ、実演の予定
だったが雨の為?予定の子供達が来館しない。仕方がないので一般の子供達に実演・配布する。20本程実
演したところで予定の子供達が来場。色々な注文に応じて実演を行う。二組目も遅れている、その間にTV
局の取材・撮影に応じ一般の子供達に実演を行う。二組目が到着、順番に注文を受け実演開始。大人も子供
も大喜びしている。二組目も終了し最後の組を待っていたがやって来ない。その間に博物館のスタッフにも
実演し15本程作製。三組目は遅くなるのでここで終了すると連絡があった。あっけない幕切れ、これでア
セアン五カ国飴細工の旅は終わり。本日は70本程だった。
10月18日 いよいよ日本に帰る日だ。五カ国で合計500本の予定だったが。結局全部で700本近く作製となった。
日本でイベントをするよりもいい反応でやっていても大変楽しかった。今回廻った国々は全部熱帯地域で暑
く、身体的にはきつかったが気持ち良い方々ばかりで仕事がとても楽しく出来ました。ただ所々でギャグを
入れたつもりだが、通訳を通して会話していたため笑いの戻りが遅れるのはいただけない。今回何の問題も
なく進行できたのは、各国大使館の方々の協力なくしては出来なかった事で、大使館の方々には本当に感謝
しております。このような機会が定期的に行われ日本とアセアン各国の良い関係作りの役に少しでも立てる
のであればまた協力したいと思います。