飴細工は、享和元年(1801年)越後でモチ米に麦芽を加えた良質の
水飴が作られて間も無い頃関西地方で、その水飴に細工を加えられ
販売された。その後関東に伝わり今日の型になったとされている。
昭和の初期までは、葦(よし)の先に付けたアメに葦の中から空気を
吹き込み細工を施していたが、現在ではアメのみで細工をしているの
で昔よりも型のよい細工となっている。
昔の水飴は精製の技術が乏しく純粋に透明ではなく赤味がかってい
た、その後水飴に空気を練り込むことで飴を白くすることが可能になり、
飴細工のレパートリーも広がっていった。